東京、羽村市、福生市エリアにて、
ハリート刺繍教室と、こども絵画教室ポッケを主宰している
川島晴美です。
ブログを開いてくださりありがとうございます。
長雨の続く季節や、週末の急な天候不良。雪や寒い日、また熱中症になりそうな暑い日。
小さなお子さんがいると、なかなか外に出かけるのも大変な時、ありますよね。
私も娘が小さな時、同じ悩みを抱えていました。
今回、そんな時によくやっていた
親子でできるおすすめのアート遊びをご紹介します!
クレヨンや絵の具を使わないので、お家が汚れる心配は無し。
身の周りにあるものを使うので、材料費はほとんどかかりません!
しかも!
まだ絵がうまく描けない2〜3歳のお子さんから楽しんで取り組めて、
絵を描くことが得意なお子さんも、いつもと違うアートな遊び方で発想力、思考力も養える。
ポッケ教室に通われる、未就学児の生徒様も集中して取り組むことができた
そんなアート遊びです!
是非、なかなか出かけられない時、室内遊びの参考にしていただけると嬉しいです!
この記事を書いた人
材料費0円&想像力アップ!のアートで遊ぼう
そのアート遊びとは…【貼り絵】です!
皆さんも子供の頃、学校の図工などで一度は取り組んだことがあるのでは?
私も小学校の卒業制作で、絵をパーツごとに分けて
大きな一枚の絵を完成させる、合作に取り組んだ経験があります。
それでは、私がお勧めしたいポイントと共に一緒に見ていきましょう!
ポイント1:カラフルなチラシ・フリーペーパーを 再利用してSDGs
毎朝入ってくる新聞のチラシや、ポストに入っているフリーペーパーなどを
捨ててしまうのはもったいない!
今の印刷技術は素晴らしく
食品スーパーのチラシは、赤・黄・緑と、本当に色も鮮やかで
貼り絵の〝絵の具〟としてもぴったりです!
また、プレゼントや頂き物のお菓子の包装紙も可愛いものが多く
色使いも洗練されていて楽しく、本当にキレイですね。
独自にデザインされたモチーフも多いので、 そのまま切り取って絵の一部分にしてもステキです!
そして、ここがポイント!お気づき方もいらっしゃるかもしれませんが
チラシや包装紙を選んだり集めることで、自然とアートの感性が磨かれていくのです!
⇧こちらの冒頭の写真は、私が長年集めてきた包装紙。
こうしてみると、外国メーカーさんのロゴが入った紙や、レトロなお花柄ばかり。
後は、フルーツの柄も好きですね。
こういった感じで、お子さんと一緒に可愛いと思ったものや、
ときめきを感じて良いなと思うものを、どんどん集めてみましょう!
【Tips】私はよく手帳に貼っています!好きなお菓子屋さんのお花モチーフで、
気分もウキウキします!
ポイント2:貼り絵で子供の発想力・想像力を育む
〝スクラップブック〟と言った形で、
雑誌を切り抜いたりしたこと、ありませんか?
ファッション誌や、お料理レシピを切り抜いたり
お子さんのアルバムなどをまとめたりすることは
アイディアをまとめる能力に繋がると思います。
また、別の雑誌から組み合わせてコラージュすることで
美しいモチーフの組み合わせや、自分だけの想像力を見つけることができますね。
遊び感覚で貼り絵をやってみるだけで、インスピレーションが沸いてくるので
自然とアートのセンスも磨くことができるのが【貼り絵】の素晴らしいところ。
実はこの方法、デザイン学校のカリキュラムや、美術の予備校の課題としても
取り入れられているんです!
色を塗ることが苦手でも、貼るだけで色を表現できて
モチーフの組み合わせによって、自分のオリジナリティーが出せる手法なのです。
ポイント3:指先を使って記憶力・思考力があがる!
人間にとって指先はとても重要な感覚刺激の器官で「第二の脳」と も呼ばれているそうです。
色々なものに触れたりすることは、子どもの発達に大きな影響を与えると言われています。
特に、成長期に手や指をたくさん動かし、指先が器用になると、
大脳が刺激され思考力や記憶力の向上につながるそうです。
つまり、指先を動かすことで、指の力以外の能力アップも期待できるのです。
ここまでで【貼り絵】をやってみたくなりませんか?
次の項目から、具体的な材料と作り方をご紹介していきます。
さっそく用意して、やってみましょう!
小さなお子さんにも安全、ちょっとの工夫で楽しく貼り絵にトライ!
・材料・
集めたチラシや包装紙、のり、ハサミ(扱える年齢であればご用意下さい。)
・作り方・
❶ 紙に図案を描く
簡単な絵柄でも、大丈夫!まずは紙にお好きなモチーフを描いてみましょう。
今回はお花をテーマにしてみました。
ここはお子さんに描いてもらっても、素敵な絵になりそうですね!
❷ 絵の具(紙)の準備
次にチラシをちぎって使いたい色ごとに分けます。
赤系、黄色系、緑系、など、大まかで大丈夫です。
あれば、色ごとにトレーなどに入れておくと、この後の貼る作業がスムーズにいきます。
❸ 紙の大きさに変化をつけてちぎる
大きくちぎってみたり、細かくちぎってみたりして 変化をつけてみましょう。
大きくちぎっておくと、一度に広く貼れるので、小さなお子さんも飽きずに
絵を完成させることができます。
今回は、お花のパーツに合わせてちぎってみました。
❹ お子さんの年齢や、用途によってのりを使い分けて貼る
のりの選び方で【貼り絵】が安全に楽しくできます!
小さなお子さんには、口に入れても安心な
フエキのり(とうもろこしが主原料)や
ヤマトのり(タピオカが主原料)がおすすめです!
小学生のお子さんには、液体のりや、スティクのりを。
乾きも早く細かい紙も貼れるので、より緻密に絵を作り込むことができます。
用途よって使い分けることで、表現の幅が広がりますね!
タピオカデンプンが使われているなんて、驚きですね!
❺ 重ねて貼り、絵に深みを出す
大きな紙を一枚貼ると、なんだかのっぺりした印象になりますね。
その上から同系色の色を交互に貼ると、絵肌が美しく、深みが出ます。
ポイントは、同系色の色の〝暗め・明るめ・中間〟の中間の色を大きく貼り
その後影の部分を暗め、光があたる明るい部分に明るい色を貼ると
一気に立体感が出ます。
❻ 細かい部分を貼り、完成させる
全体に貼って終わりでも良いのですが、
一枚目と違うテクスチャーの細かい紙を貼ると、オリジナリティーが出て
観た人が面白いと思ってくれる絵になります!
⇩ここでは、一枚目にお肉やお魚の赤い紙を貼り、二枚目にチラシの文字の部分を細かくして
重ねて貼ってみました。
自由な発想で重ねて貼るのも、楽しいですよ!
お子さんには「ここは、どんな写真が印刷されている部分かな?」と、
問いかけながらやってみても、興味や知識が広がりそうです!
お子さんが【貼り絵】に興味を持ってきたら、さらにワンステップ踏み込んでみましょう!
もっと広げよう!貼り絵の世界
ここまでで、貼り絵の作り方をご紹介してきましたが、
ここからは、私が主宰するこども絵画教室ポッケで過去に行った貼り絵のテーマと
参考にさせて頂いた作家様をご紹介していきます!
より【貼り絵】が好きになること間違いなしです!
幅広い年齢で楽しめて、自分だけの手法も発見できる貼り絵の奥深さ。
以前ポッケ教室のテーマとして、実際に貼り絵で描いてもらった際に
お手本にした作家さんがいらっしゃいました。
その方は、90歳の女流貼り絵作家〝木村 セツ〟さんです。
新聞紙やチラシの紙を使い、日常に溢れるものをその観察眼と緻密さで、見事に表現されています。
作品を通して、とても愛おしくモチーフを捉えていらっしゃるのが伝わりますね。
長く表現できる絵の描き方は、【貼り絵】ならではだと思います!
▼木村 セツさん、インスタグラム
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ちなみに、
▼ポッケ教室で絵画のテーマとして行った際は
とてもユニークで楽しいお弁当が登場しました!
貼り絵とはいえ、同じ材料の紙を準備しても、貼る人(描く人)によって
こんなにも違いが出るのが面白いですね!
お子さんが楽しそうに【貼り絵】に取り組んでいたら、
たくさんの作家さんの作品をお手本にしてみて下さい!
好きな作家さんを見つけるも、お子さんの関心を広げてあげる良いチャンスになると思います
まとめ
今日は長雨の続く季節や、週末の急な天候不良。
雪や寒い日、また熱中症になりそうな暑い日に、
親子で楽しめる【貼り絵】の作り方をお伝えしてきました。
最後にまとめていきます。
❶身の周りにあるカラフルな紙を集めるところから、お子さんの想像力を刺激して貼り絵を楽しみましょう!そして、想像力・発想力・集中力を伸ばしてあげましょう。
❷小さなお子さんにはデンプンのり、お子さんの年齢によって使い分けてみましょう。
❸作家さんの作品も鑑賞して、親子で楽しみながら学びましょう。
いかがでしたでしょうか?
絵を描くことが難しい、小さなお子さんから楽しめる【貼り絵】
新しいものに触れるのが大好きな、小さなお子さんは
デンプンのりの触感や、紙をちぎることにも興味を示して、
集中して取り組んでもらえること間違いなしです!
外に出かけられない時に心が明るくなる、素敵な作品を是非作ってみて下さいね。
この記事でご紹介していましたが、
〝こども絵画教室ポッケ〟では自然や四季を感じる作品つくりをテーマに、未就学児から、
小学生を対象とした想像力を育む工作や絵の描き方のレッスンを開講中です。
工作の体験レッスンも行っておりますので、公式LINEからお気軽にお問い合わせ下さい。
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ポッケ教室のレッスン内容&体験レッスンについてはこちらから
〝ハリート刺繍教室〟では
親子をアートで繋ぐ刺繍教室として、お子さんの作品を刺繍のワッペンや
バック、ランチマットに仕立てたり
《針と糸》でさまざまなお花を仕立てるレッスンを開講中です。
体験レッスンもありますので、公式LINEよりお気軽にお問合せください!
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立体刺繍とは?ご興味のある方は動画も公開していますので
YouTubeチャンネル〝ハリートのアトリエ〟に遊びに来て下さいね。
長い文章を最後まで記事を読んでくださり、本当にありがとうございました。
こちらの記事が参考になれば幸いです!
川島晴美でした。